とあるイベントの映像配信をお手伝いしており、そこで使った機材などを記録として残す。
メインの映像配信システム構成
- 中継はYouTube Liveプラットフォームを使用。
- OBS Studioによる映像配信
- 映像ソースはATEM mini Pro(Black Magic)に集約してスイッチングし、それをOBS Studioへ。
- 音声ソースは、US-366(TASCAM)を使う。
- 会場の音響システムからライン入力
- 環境音のためにコンデンサマイク MPM-1000(マランツ)も使用
- カメラ3台+スイッチという機材構成であり、オペレートは2名ですべて実施。
- インターネット環境は、マルチSIMルーター PepLinkを利用。パンダスタジオさんからのレンタル。
映像関連
- ATEM mini Proをメイン映像スイッチャーとする
- メインカメラとして、PTZリモートカメラをパンダスタジオさんでレンタル。KY-PZ400NB(JVC)
- 映像ソースはHDMIとSDIに対応しているので、HDMIを使用。
- カメラ操作は、LANケーブルで配線できればWebブラウザでも操作や、視点のプリセット登録ができる。また、赤外線リモコンでも近くなら操作できる。
- 本格運用ならコントローラーがなければ細かなPTZ操作は困難ではあるが、そこまでのカメラ操作を求められないなら、ナシという選択肢もあり
- 2ndカメラとして、一眼カメラ α7Ⅲ(Sony) をHDMI接続で利用。
- 4-5時間の運用だったが、意外と発熱は問題なかった。
- レンズは FE 24-105mm F4 G OSS を使用。
- 3rdカメラとして、GoPro Hero5をHDMI接続で利用。
- 自前でHDMI出力できるアクションカムがこれしかなかったという理由だが、結果として駄目な選択だった。
- GoPro Hero5はHDMIのクリーン出力には対応しているが、30分程度の無操作でスリープに入ってしまうという仕様であり、これを延長する設定が無い・・・orz
- 当日は、20分ごとくらいに録画→停止ボタン操作を繰り返すことで、無理やりなんとかした。
- GoPro Hero7からはスリープ時間を無制限にできるのはマニュアル等で確認できた。
誰か、映像配信用に使えるGoPro情報を求む・・・
- バッテリーを外し、USB Type-Cによる給電にすることで発熱問題はナシ。
- mini HDMI→HDMIに変換し、20mの光ファイバーHDMIケーブルで映像伝送した。
- 光ファイバーHDMIケーブルは、映像ソース側と出力側の方向が決まってるので、使うときは間違えないように。。。
- 4つ目の映像ソースとして、コンポジット→HDMI変換器などを用意していた。
- 会場内でコンポジット入力の映像ソースがあるという特殊な事情より。
- できることなら、会場内でプロジェクターにPCの資料や映像を表示させることがあったので、これらをHDMI分配器で取り込むことができると良かったんですがね・・・分配器は私物が無かった。
自前の機材だけでは、複数カメラ運用となると厳しくなりますね・・・。
その他の感想
インターネット環境がない会場だったので、パンダスタジオさんよりPepLinkをレンタル手配いただいた。
正直な感想として、めちゃ通信品質としては安定してますね・・・。
さすが複数回線を束ねて仮想的に帯域を太くしているというだけのことはあり。
回線品質に悩まずに配信できるというのは、本当に良かった。
コメント